Since 2006/10/10

2日、札幌東部民商主催で、森靖雄氏(愛知東邦大学教授)を招き、「中小企業が日本の経済を救う」と題して学習講演会を開催しました(写真)。

森教授は、「いま大企業中心の経済運営から、中小企業・業者が主役になる経済体制へと転換する必要がある」と提言しました。
1985年を境に、それまで国内で完結されていた産業構造が、大量に海外へと流れ出し、中小企業が担ってきた仕事は大きく減少しました。大企業はこぞって海外へと生産の拠点を移し、政治もまたそれを後押しするかのような施策を続けました。
また、大型店の進出で地域経済は循環を絶たれ疲弊の一途をたどり、シャッター街などと呼ばれる社会現象までひきおこしました。
しかし、森教授は言います。「中小企業は大企業の添え物ではない。製造分野でも建設でも流通でも、大企業と中小企業が協力しないと動いていかない。中小企業や業者は、仕事は地味だがくらしを支える地域経済の担い手なのだ」と。
北海道の地域性なども解き明かしながら、「大企業至上主義からの呪縛を解き放ち、中小企業の役割と可能性を見直そう」との教授の呼びかけに大きな拍手が起こりました。
「働いても働いても生活が豊かにならないのは、政治の責任だが、なげきぼやいてばかりでなく運動をすすめるのが自分たち。先生の話を力に頑張りたい」と参加者からは話されていました。
「白石区民報」08年02月10日付より