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1月25日、札幌市議会厚生委員会で、「福祉灯油実施」をもとめる陳情について審議されました。
寄せられた陳情は、札幌社保協や生活と健康を守る会、新日本婦人の会をはじめ、町内会、老人クラブも含め115件です。趣旨説明を北区の向井さん(81)、中央区の熊谷さん(76)がおこないました

趣旨説明をおこなったお二方は、それぞれ障害があったり、心臓病があったりと、ただでさえ大変ななかで暮らしている状況を述べながら、灯油代の捻出のためには、食事や通院を減らす以外に、もうできることがない状況を切々と訴えました。

すでに「福祉灯油」は道内98%の自治体で実施しているなかで、この日なんとしても採択をと、午前中には再度、会派要請も行われていました。
自民党の控え室では、厚生委員である議員が自ら対応し、「みなさんの声をどう伝えるか、悩んでいるところです」と応えていました。公明党も、12月の時点で議会に「福祉灯油を」とはっきり要請していました。
市議会では与党である民主党と市民ネットは最後まであいまいな対応でしたが、一貫して福祉灯油の実施を訴える日本共産党と自民・公明―参加者の中には採択への期待が広がっていました。
ところが、委員会のなかでも、福祉灯油を実施すべきなどと発言しながら、採択を拒否、継続審議をもとめたのです。きっぱり採択を求めたのは日本共産党だけでした。
この光景に、たちまち傍聴席からは、「委員会やり直し!」「冗談じゃない!」「土壇場でひっくりかえすのか!」など一気に怒りの声が起こり、場内騒然となりました。
継続審議は問題先延ばし、逃げの一手です。党議員団も「一刻も早い支援が必要なときに、継続審議など許されない」と、厳しく批判しました。
切実な声に、応えるふりをしながら最後に背を向けた一人ひとりの議員をまんじりともせずに見つめる傍聴者もいました。
委員会のあと開かれた報告集会は、「だれが市民の声を聞き、だれが聞くつもりはないのかハッキリした。道は残されている。もっと市長への直接運動を広げ、世論を高め、必ず実施させよう」と、確認しあいました。
「ともすれば5月まで暖房は必要です。金額の多少ではない。いま大変な市民のくらしをどう見るんだと直接市長に言いたい…」怒りを力に、たたかいはこれからです。
「白石区民報」08年02月03日付より