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戦跡保存は平和への願い

7月27日、総務委員会に豊平区にある「北部軍司令部防空指揮所」を、戦跡として保存することを国に求める陳情が、市民団体から出されました。

昨年の総務委員会でも保存を求める陳情が出されましたが、札幌市は財政難を理由に保存は難しいという姿勢でした。しかし、近代戦争の戦跡を保存する事は、戦争を体験した世代が高齢化していくなかで、平和の尊さを伝えていく大切な取り組みだと思います。

今回の陳情は、国が公務員宿舎をこの場所に作ることになったため、札幌市から国に戦跡として建物を保存するよう求めてほしいというものです。私は、陳情を受けて、北部軍司令部防空指揮所の建物をみてきました。金網越しに迫ってくるこの建物はコンクリートの分厚い壁で囲まれ、ものすごい迫力があります。戦争当時にタイムスリップしたような恐ろしさを感じさせる建物を見て、自分の住むこんな身近な場所に戦跡があったことに驚きました。

沖縄の南風原市(はえばるし)では陸軍病院の防空壕を文化財として保存し、その壕の中で戦争体験者から話を聞く平和教育をしています。まさに平和事業の実践ではないでしょうか。

こうした事例も紹介し、質問しましたが、札幌市は国に要望する事は難しいとの姿勢です。私は、戦跡の文化財的価値と保存意義についての調査と、他の自治体での戦跡保存状況とその活用について調査を行うべきだと強く求めました。

「白石区民報」07年08月05日付より