Since 2006/10/08

子どもたちをめぐる悲惨な事件が後を絶ちません。最近では、札幌市の小さな姉妹が母と同居中の男に、しつけといって暴力を振るわれ、尊い命を亡くしました。虐待していた男も、子どもの頃、自分の父親に暴力を振るわれて育ったということです。
虐待の事件では、こうした暴力の連鎖がほとんどです。この暴力の連鎖を断ち切るために、個人や家庭にだけ任せるのではなく、政治の責任で対策を考えていくべきです。兵庫県川西市では、1995年に「子どもの人権オンブズパーソン条例」をつくって、子どもたちの人権が脅かされると、オンブズパーソンが調査活動を行い、当事者の子どもと信頼関係をつくりながらよく話を聞き、周りの大人たちも含めて問題を解決していくという取り組みをしています。
傷ついた子どもが、自分の事で真剣にたくさんの人たちにかかわってもらい、人間として大切にされていることを学んでいき、相手の事も尊重できるようになります。現在の日本にはどの自治体にも必要な条例だと感じました。
札幌市でも「子どもの権利条例」のなかに、子どもたちの権利を救済する仕組みをつくっています。党利党略で、この条例制定を反対している政党がいますが、道理も納得もありません。
札幌市の子どもたちの幸せのために「子どもの権利条例」が何としても必要です。
「白石区民報」06年10月08日付より